PSI Vol.6, No.1 October 1981 Subcommittee 1. pp35.
  日本PS学会 研究分科会の活動状況
成立順(昭和56年8月現在)
(1)  サイエネルギー実測研究会 世話人 佐々木茂美
 種々様々な超常現象を実測する事によりサイエネルギーの性質を究明し、実用面を開拓する事を主目的として、本会は、昭和53年12月に設置された。サイエネルギーは私達の潜在意識と密接な関係を持つとともに、直接には測定することが出来ないので、 近代科学からは異端視され続けて来た感がある。しかし、確かにサイ現象は(依然として)存在し続けている。
 サイを研究する立場としては、(1) その本質を直観するもの、(2)理論的考察、(3) 実測、の3者があると思われるが、本会では主として(3) を対象としている。その理由は(1) と(2)を科学的に実証するためにも(3) が必要であると考えるからである。
 サイエネルギーの測定対象としては、(1) 自然界の生物、無生物、及び環境、(2)通常人、(3) 超能力者、の3者が考えられる。(2)はラインらによって既に多くのデータの集積があるので、本会としては、主に(3)を優先し、次ち(1) の場合を対象にしたいと考えている。その理由は、(3)では異状に濃い(純度の高い)状態のサイエネルギーが測定出来るからである。それらの研究結果としてサイエネルギーの重要な性質の幾つかが次第に明らかにされつつある。
 会員による研究の成果は、隔月毎に開催されている研究会で発表され、討論されたのち、順次サイ月報により全員に報告されている。研究会の内容は、会員による自由研究と当日のテーマとに分けられているが、予め配布した要旨に基づいて発表し、討論するという形式をとっている。今年に入ってからの研究発表の主要なものをみると、1月は出席者31名で透視、催眠並びに治療法。3月は33名で水の異常性と透視。5月は76名でオルゴンと治療。7月は24名でオルゴンの物理面並びにサイの出現状況等である。尚5月の会はオルゴンエネルギー研究会との共催で、英国人ディビット・ボーデラ氏の来日を記念した講演、討論会であった。
 尚、本会宛に皆様方から戴きました昨年度の寄付金は、5月の会の費用の一部と外国雑誌(英国SPR誌、米国ASPR誌)購入費として使用させて戴きました。皆様方の御好意に対しまして厚く御礼申し上げます。
 以上、略述しました様に、本会では異端視され、費用がかかり、しかも実利の伴わない事象の測定研究を熱心に継続して行っております。従って研究者の参加、資金の調達、運営方針其の他に関して会としての種々の苦しみを背負っております。どうかこの種の研究の灯を消さないで会が続けられます様に、皆様方の温かい御援助を切にお願いするものであります。
(2) ATERG

The museum of kokoro science
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