PSI Vol.5, No.2 November 1980 Suggestopedia special number -The progress report of a public lecture meeting pp.37-45.
公開講演会の経過報告

1、経過大要
 日本PS学会が1976年に新橋の蔵前会館で創立記念講演会を開催して以来、毎月欠かさず研究発表の例会を開催していたが、今度のように公開の大講演会を開くようになったのは今回がはじめてである。一つには学会内部だけでなく、一般社会の方々にもサイ科学について認識して頂くとともに、できれば新会員の加入を期待するとの意図もあった。しかし、実行してみると準備が大変で、まだ創立して歴史の新しいマイクロ学会にしてみれば、なかなか思うように動けないのが実情で、そのせいもあって隔月の奇数月に開催するようになったわけである。開催予告や終了報告はPSIJ月報に必ず掲載されているので、ここでは多少の裏話もまじえながら、それに書き曳らしたことがら等をご報告することにした。ただし、場合によっては相当ページ数のテキストを作製した講演会の場合は、出席者以外のご希望にも応じられるように、多少余裕部数を印刷した。またテキストを作らなかった場合も、必ず録音をとってあるので、地方からのご要求によつてもテープの頒布に応じられるようになっている。
 すでに開催ずみのもの、これから開催する予定で決定ずみのものをならべてみるとつぎの通りである
 加速教育を探る(3.29)
 ワンダラーの使命と真の道(5.11)
 サイ科学と物理学との接点(7.20)
 サイ科学と医学との接点(9.21)
 サイ科学と生命との接点(11.23)
ここで、ありのまま正直に白状すると、このような公開講演会を開くきっかけになったのは「UFOと宇宙」誌への広告であった。最初の計画によると、他の学会でも広告してるように学会の存在を周知宣伝するためのものであった。しかし、それではわれわれのような小学会にとって、広告料がもったいないから、いっそのこと講演会予告にしようということになったのである。
それからテーマの選び方である。すでに本誌第4巻第3号23ページの分類表でもお分かりのように、サイ科学の領域は非常に広いから、いろいろの既存学問領域とサイ科学との接点ということにしたらどうか、ということになった。例えば、教育との接点、宇宙論との接点、物理学との接点、、医学との接点、生命学との接点……等ということで上記のような日程表ができ上ったのである。計画はすでに昨年末から周到に練られただけであって、今までの所、いずれの公開講演会も盛況裡に終っている。
 以下それぞれの講演会について具体的にハイライトの部分だけひろってみよう。…

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