PSI Vol.23, No1 December 2001 Postscript
 編集後記
 故関英男先生は、平成13年12月16日、ご自宅で倒られた後、病院で心不全の為にご逝去されました。お歳は96才でありました。
 永年にわたるサイ科学会へのご指導と、啓蒙・発展についてのご努力に対しまして、衷心より、厚くお礼申し上げるとともに、ご冥福をお祈りいたします。
 先生は20余年の永い間、会長職を担当された後、2〜3年前に当時の理事長に会長職を引き継がれました。これの直接の原因は“太陽常温説”の提案が世に受け入れられなかった為ではないだろうか、と噂されております。
 しかし、実際はそうではなくて、心身の衰えと健康状態を考えて、先見の明で会長職の激務を理事長に引き継ぎたいとのご意志であった、と記憶しております。サイ科学会は現代科学の枠組みや内外にわたる諸問題を幅広く研究し、啓蒙活動を実施しており、常識を越えた議論や論文も扱っております。科学は絶えず進歩しております。
 当時は異端と考えられていた新説が時間を経て常識になることは、歴史が証明しておりますが、新説・新提案を発表なさる場合には、提案者は、その新説の根拠を充分に説明する必要があると思います。
 サイ科学誌の編集方針として、サイ科学に関するどんな問題でも、明らかな間違いでない限り、水掛け論は、掲載可になります。現在、サイ科学誌への論文投稿が伸び悩んでおります。どうか勇気を出して、御投稿下さるよう、お願いします。(S.S.)

The museum of kokoro science
PSIJ