PSI Vol.18, No1 July 1996 Foreword pp.1.
 巻頭言

論文内容に関する責任
編集幹事

 日本サイ科学会は1976年に創立されました。本会の目的は、今までの科学技術では確かめることの出来なかったサイ的エネルギーが、人、生物、物質に及ぼす影響並びにその相互作用を研究し、さらにその成果の普及を図ることであります。
 その目的を達成するための事業の一つに、本誌のような研究報告を刊行することがあります。もちろん、本会が研究の対象としている現象には未知のものが多いので、現在の成果が必ずしも正しいと断言することはできずに、将来において訂正されなければならない可能性があり、この点が現在までに定着してきた唯物論的科学技術と大いに異なる所であります。従って、発表された論文の提言はすべてその論文の著者の責任によるものであることを明記しておきます。本誌の編集委員として発表の形式、常識的な論旨の進め方に問題がなければ採決している次第であります。
 海外の超心理あるいは心霊学関係の学会はすべて以上のような方針を冒頭に明記しているのですが、従来、本会誌の冒頭で明記しておりませんでしたので、念のため記すことに致しました点、読者のご了承をお願いする次第であります。
 以上のような編集方針の但し書は、この種の海外の学会でも巻頭に記してあるのが普通でありますが、当座のこととして従来省略してきた次第でした。
Vol.16-No1, Vol.17-No1, Vol.19-No1にも掲載

The museum of kokoro science
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