PSI Vol.17,No.2 December Foreword pp.1.
 巻頭言

元副会長 内田秀男博士を偲んで
評議員 今中健一

 日本の代表的な超能力グループの御協力によりオーラメーターを開発されモンテカルロ開催のサイコトロニクス国際研究会で報告し特別賞を受賞されました 内田秀男博士は平成7年11月5日午前8時安らかに永眠されました。
 内田先生は今から13年前に突然脳梗塞で倒れられてから入退院を繰り返し夏には脳障害の回復期患者の治療に最も有効な長野県松本の近くにある鹿教湯温泉に出かけられ療養しておられましたが毎年障害が進行し身体が不自由になり今年5月にお邪魔しました時には殆どお話ができない状態でございました。内田先生はNHK技術研究所勤務から辞任後は電機機具店を自営されておりました。日本サイ科学会設立に尽力され設立時の副会長に就任され開発されましたオーラメーターの講演実演で活躍され数々の人体オーラの測定は4000件に及び実験の体験から未知の分野に独特なオーラ理論を確立されサイ科学誌上に数々の論文の発表があり日本サイ科学の発展のために多大の貢献をされました。
 又先生は名古屋の大須ラジオセンターに内田ラジオ技術研究所の分店を設立されました当時に日本サイ科学会中部支部を設立され例会の会場に千種の倫理研究所中日会館を世話して戴き以後中部支部例会開催が円滑に出来るようになりました。
 サイ科学研究の心構えに超常現象は偶然と言う都合の良い文学的表現で否定してはならない。現状の自己中心でありながら人間生物の存在を忘れていた物質とエネルギー中心の科学は欠陥であり改めるべきと言っておられる。
 内田先生が過去に研究され発表されました実験結果により色々な未知分野に対する資料又は教訓として残る項目について述べようと思う。それ等は未来に必要性があれば追試研究すべきと思う。
 昔先生はイオンクラフトの大型化の実験を継続して行われた際に実験場の空間に発生するイオンガスが微量でも人体に大変有害であることを身をもって体験されました。これらの電気的の障害を電機中毒と名ずけられ胸やけ、腹痛、嘔吐、と下痢を起こす。そこでツボの電気的修正をしないと自律神経失調症のような後遺症が残る。改善法として熱い風呂に入るそれを三か月続けると良い。それから歯並びが変形し後歯が浮く。又魚の目の発生、肛門の障害。これらはすべて人体のツボの電気的特性に起こる歪みが原因と言っておられる。
 その他最近の量産パック包装される食品に多い人工甘味料、人工着色剤、化学調味料は体内に入るとテレビの高圧以上にツボを狂わす原因となる。
 それから将来高圧を使うテレビや測定器など電子機器は全てプラス接地で設計するように変えるべきと言っておられる。日本の現状は全ての電化製品はマイナス接地である。マイナス接地では製品の前の空間にプラスのイオンを放出しマイナスイオンに比較して人体のツボの歪みは25倍の障害を起こす。
 又能力者の念力実験が失敗するのは能力者の周囲のすぐ近くに疑い深い全く念力を信じない人がいると能力者のオーラが乱される。それはツボが電気的に歪み機能が減少して念力は発生しないで失敗するのである。このことはその公開実験場で能力者のオーラ測定によって確認されている。
 又魔の踏切とか交差点といわれる因縁つきの人身事故多発地帯は現代科学では分からない四次元的現象を避けるためにあらかじめ分かっている魔の場所は出来れば通らないように避けるべきと言っておられた。
 内田先生は実験催しで多数のオーラ測定の実験から人の固有の色々な性格に因って異なる型のオーラを放射しており、体とか精神の異常による特殊なオーラの変化等発表されました。
 私は先生のオーラメーター測定の操作を引き継ぎましたが未だ未熟で実験例も少なく精密な人体オーラは不明です。床に接した金属足より机上の試料のオーラが逃げる現象を確認する程度である。
 天体電磁エネルギーは生活環境の中に宇宙電界と考えられる電気的な場が地球の自転公転による運動に伴うオーラ効果で発生しこの電気的な場が人体のツボに密接な影響を及ぼしている。
 日本の自然現象として又夏にはオリオン星座が昼間の天空に巡ってきている。そしてマイナスの電荷が発生し秋には台風が発生し蠍座が天空に巡ってきておりプラスの電荷が発生する。だから自然界でも正気と邪気が共存し変化する。
 又能力者の念力実験は人体オーラの強さが普通の人より30〜100倍も強い状態に成ることだから超重労働に相当する人体エネルギーを消費していることは明らかである。だからいくら再現性が在るからと言ってやたらと念力実験を連続することは科学者として自重すべきと言っておられた。
 私は先生の生前の輝かしい業績に比較し浅学にして理解力も不完全でありましたが今後悲しみを乗り越え先生の宇宙の真理追求の熱い御意志に沿うべく自分なりに身をもって研究努力するつもりでございます。
 はなはだ乱雑ではありますが。内田博士の御霊前に捧げます。  最後に中国文献で『黄帝素問内径 中 陰陽別論』を関連資料として添付致します。

 天の気は肺に通し地の気はekiに通す
 風の気は肝に通し雷の気は心に通す
 谷の気は脾に通し雨の気は腎に通す
 陽の気は天地の疾風をもって名われ
 暴気は雷に象れ逆気は陽に象る
 故に治するに天の紀に法らず地の理を用いずんば
 災害至らん故に邪気の至るときはその疾きこと
 風雨のごとし天の邪気に感ずるときは
 人の五臓を害す
  編集後記

The museum of kokoro science
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