サイ科学Vo1, 26 No.1 p..27-29 DEC. 2004 2)
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【氏名】
銭 学森(Qian Xuesen)
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【所属、専門等】
中国人体科学会長、創設者。研究・啓蒙。
(Founder of Chinese Research on Somatic Science)
中国の戦略ミサイルや人工衛星の開発に貢献した(航空動力学専門家)。
中国人民解放軍、科学技術委員会最高顧問、中国科学技術協会名誉主席などを歴任した。
中国科学院院士、中国工程院院士。
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【略歴】
1911年12月1日浙江省の杭州府生れ。
1929年秋 交通大学(現在の西安交通大学と上海交通大学との前身)
起重運輸機械工程系 鐵道門蒸汽機車專業に入学する。
1934年 上海交通大学を卒業。
1935年 公費留学生として渡米。マサチューセッツ工科大学に入学する。
1939年 米国California lnstitute of Technology の博士号獲得
1944年 米国国防総省の科学顧問。
1947年 マサチューセッツ工科大教授となる。
1949年 カリフォルニア工科大教授となる。
1950年 共産主義者との嫌疑で逮捕、軟禁状態に置かれる。
1955年 軟禁を解かれ朝鮮戦争の米軍捕虜と交換で中国側に引き渡される。
1956年 中国科学院力学研究所の所長となる。
1958年 中国科学技術大学創立に参画。
1958年から、中国におけるロケットと航空に関する開発の責任者。
さらに、銭学森は中国の人体科学、気功科学、人体特異機能に関する研究の
提唱者・創設者(第一人者)である。
1959年8月 中国共産党に入党する。
東風・長征・海鷹2号誘導弾(シルクワームミサイル)等の開発を指揮。
2009年10月31日、97歳没。
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【著書、翻訳書】
「工程控制論」科学出版社(1958・1980)、上海交通大学出版社(2007)
「物理力学講義」科学出版社(1962)、上海交通大学出版社(2007)
「星際航行概論」科学出版社(1963)、中国宇航出版社(2008)
「水動力学講義手稿」上海交通大学出版社(2007)
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【受賞歴】
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【主な業績】
- 始めて「人体機能状態」理論を提案し、人体を開放系の巨大は複雑系として、人体の系統的構造、機能、及び振舞いを研究することを発案した。気功或いは特異機能はある種の人体の機能状態であると見なした。
- 気功、特異功能、及び中医系学理の研究を先進近代科学の枠に基づいて構築した。
さらに気功と特異機能の研究を大きく推進してきた。
・人体科学の基礎研究、《自然雑誌》1981年No.7
・意識(思維)科学について、1982年《自然雑誌》(中文)
・人体機能状態について(http://www.jingluo.com/lunzhan/qxs/qlanxs06.htm)
等
※その他の銭学森先生の著書(文献)は数百本ほどあります。(紹介者:苗鉄軍)
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【外部リンク等】
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【その他】
*連絡先は日本サイ科学会事務局までお問い合わせください。
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