サイ科学Vo1.28 No.1p.69-74 DEC、2006(1)
 重要・貴重事実データベース
【氏名】
三角 行徳(Yukinori,MISUMI)
【所属、専門等】
釜鳴り (Wood Kettle Crying)
神道系教師(神主、大赦正)、大正13年生、男性
毎月7日、自宅での月並祭、祈願、託宣
日本サイ科学会理事、いのちを見るつめる会主宰
【略歴】
1925年立川市生まれ。
20代後半より教派神道の修行を始め、ヨーガ、超心理学、超常現象の研究を開始した。
1985年〜1986年に日本サイ科学会の副会長を務めた後、
1987年に人類と自然現象のあいだに起きる現象を研究する団体として、生物通信学会を結成した。
そして、研究結果の超常現象、超能力、超意識などを「テレパシー誌」に数多く投稿した。
【著書、翻訳書】
「釜鳴りと予知現象」三角行徳(心霊研究:1985-07, p1-20)日本心霊科学協会
【受賞歴】
【主な業績】
  1. 神社又は神道系教会内の、秘事として知られる、古代からの神事の一つである「釜鳴り」を現代に蘇らせ、一般に公開し、科学的な実験を実施した。
【外部リンク等】
【その他】
補足説明事項
  1. 釜鳴りのルーツと実施内容
    釜鳴りの神事は王朝以来、宮中初め地方の渚社にもあったことが窺われます。
  2. 釜鳴りの不思議な音の波紋
    民間の調理場での炊飯中に起こる釜が鳴り出すという現象は稀な事ではない。神社の儀礼の時に、ある法則的な奇現象といって手掛けているのは、音の発振ではなくて、鳴動中の音が不自然に消滅してしまうことにある。
  3. 目的は、祈祷、託宣(不浄や障りを知る)、祓い、清めである。 ------ 鳴るのは自然 現象だが、止めるのは「法力」。止めたものをまた鳴らすのはもっと難かしい。 これは 霊に頼む。------ 神が到来したり、非日常的な異界の現出という観念が通例である。      (牧野英一郎著、「沈黙・振動・音」より引用)
  4. 釜鳴りの道具立て(図ー1) 地震予知図
    セイロはビワ樽を少し細長くしたような感じ、現在では釜の材質はアルミ釜を使っている所が多い。寸法は家庭用で口径22センチ。(吉備津神社では一斗釜を使う。お釜殿という建物があって其処で、釜なりの儀式を行うので竈、釜は据えつけたまま。)
  5. 音の出し方 お洗米、釜、火力の準備ができた。蓋を押し上げるように蒸気が吹いてきたら、蓋を取って湯の沸騰音を聞き分ける。程よいときにお洗米を素手で3回ほど投げ込む。
    1. 音響学的には、必ず鳴るとは限らず、 この不確定性が釜鳴りの儀礼の神秘性の源泉であるという推定がある。この不確定性の神秘を使 って占いに利用するという団塊があるが、吉凶禍福には全く縁のない話である。
    2. 音が止まることに意義がある。釜の音が鳴る条件は、
       1.湯の沸騰音
       2.セイロの渇き具合
       3.司祭者の資格(修行歴)
      1と2は教えれば判る。しかし3は言葉では伝わらない。師資相承の秘伝。
    3. 個々で心理干渉を学ぶ。霊性を感じ取って、モールス信号に切り換える。
    4. 霊性を心理干渉で情報に切り換える、
    5. お釜に話しかけると、止まっていた音が司祭者の意識に現れる。 霊性を心理干渉で情報に切替え、お釜に話し掛けると、止まっていた音が司祭の意識に現れる。 司祭の意識とは光、音、触覚等の特殊な感じ方である。例えば、オーラが見えたり、痺れ、幻聴が起こったり、風圧に痛みを感じたりすることだ。微かな神経の働きを司祭の意識と言うのです。
    6. 司祭の意識を理解するには、呼吸法を習う事が役に立つ。
    7. 心理干渉:止まった鳴動音の頭脳回路は祭り主自身がやっている。お釜を持った人(祭り主)の意識が三つの想定をしっかり守らなければならない。祭り主の頭脳回路は人工衛星の基地のパラポラアンテナのような働きを持っている。
    8. 心理干渉・その2
      心理干渉を理解するために「霊性」という心の領域に向かい合ってみよう。霊性は心霊ではない。意味は大変ややこしい。語句を対象にして釜鳴り現象に迫る方法を見つけよう。
        霊性、霊格、霊知 の三つを相性で組んでみる。人間らしくしてみる
        霊性  霊格 霊知 神理観照
         ↓   ↓  ↓    ↓
        人間性 人格 人知  心理干渉

      気分で読むと、それぞれ相性がいい。では心理干渉と神理観照はどうだろう。語句だけではもう一つ踏み込みが足りないような気がする。心理干渉は凡夫の理、神理観照は神聖な宇宙の真理を照らす。前項は理性に反応し、後項は感性に反応する。
      例えば、基地無線局から静止衛星に情報を送ります。それにたいして静止衛星から回答が送られてきます。答えがあるから「有伺三昧」問いかけてはいないのに、ー方的に送られる情報を受ける姿勢を「無伺三昧」有伺三昧には心理干渉が配信され、無伺三味には神理観照が配信される。
*連絡先は日本サイ科学会事務局までお問い合わせください。

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