PSI Vol.46,No.1 October 2024 Thesis 1. PP. 2-8.
形の作る場
浪平 博人*

Theory of the Created Field of Formsy
Hiroto Namihira*

Abstract
Whenever there is matter in space, an invisible field (gravitational field) is generated around it.
Similarly, if you place a magnet in space, a magnetic field appears, and if you place an electric charge in space,
an electric field appears.
We have similarly discovered that placing a shape on a plane creates a kind of field that it influences.
The knowledge associated with the shape can be explained as a natural unfolding of field operation.
This is a completely new discovery in geometry.
This article develops the figure as a triangle.

Keywords :shape field, field operation, new methodology of geometry


Received: August 3, 2024
Accepted: August 30, 2024

ニュートンは木からリンゴの落ちるのを見て万有引力を発見したと伝えられています。
いまではこの万有引力は、
物質があればその周りに生じる目に見えない場(重力場)によるものと解釈されています。
同じように、空間に磁石を置けば磁場、電荷を置けば電場が現れ、他に影響を与える世界が生じます。
場は、あるものの存在が“空間内の状態"を生み出すことに対して与えられた名称です。

疑問+類推
まったくの妄想に近いものですが、
平面に図形を置けばそれが影響する場のようなものが生じるとしたらどうだろうと
ぼんやりと考えてみました。
もし図形の存在と共に場のようなものが生じるならば、その図形を背景としての点は
その図形の本質を反映した場の働きの影響を帯びてくるはずです。
図形に関連するいろいろな性質は、場の働きの自然な展開として説明できるかもしれません。
そこで、図形は場を形成すると仮定して捜してみることにしました。
あると思って捜さねば見つかりません。
今、広い平面に1点を打ったとします。
背景が平面で1点のみでは、この1点に特徴を付ける手掛かりがありません。
ただ存在を表わすだけです。
ところが、平面上にある図形がありそれとの関係でこの点を考えれば、
点の位置に図形に依存するある秩序が見つかる可能性があります。

 平面に点  三角形を背景  円を背景
 (※図は省略しています)

このような切り口に従って、基本的な図形の場の可能性について考えてみましょう。
まず対象を図形の基本である三角形としましょう。

*Please ask an author's contact to a secretariat.
*著者連絡先は事務局までお問い合わせください。
PSIJ top