PSI Vol.44, No.1 December 2022 Data 2. pp.83-87.
巨石遺構に見出される七・五・三の法則
和田 高幸*

SYNOPSIS
Geometrical patterns and mathematical scales are generally found in megalithic sites like Egyptian pyramids and ancient stone-made structures. They seem to be constructed followed by original patterns and scales like “pyramid yards(165 centimeters=「55」×3)”. According to rough measurement of the site of「Harima SEKIHODEN(石宝殿)」located in Hyogo prefecture, the basic units were calculated at 55 centimeters (minimum unit of ancient metric scale which harmonizes “pyramid yard”). 「55p」is a minimum unit of harmonic length relates to resonance(overtone harmonies) found in ancient (prehistorical) constructions, and may relate to anti-gravity networking system surrounds on Earth.

はじめに
 この論文は、1983年『サイ科学』誌に掲載予定であったが当時は日の目を見ず、最近、書棚のサイ科学関連の資料を整理しているときに見つかったもので今回掲載する運びとなったしだい。内容はほとんど当時のままであるが、見やすくするため図版の一部をさしかえた。

 UFO目撃と接近遭遇、さらに至近距離での撮影成功を契機として1970年代に入会した「日本PS学会」(現日本サイ科学会)であるが、近年は関西日本サイ科学会会長として約3年経過した。会長としての責務はほぼ果たしたのではないかと自負しているが、会長の席を去ったあとは、与えられた時間を活かして「サイ科学」の未来に知見を開きたいと願っています。

 蛇足ながら付け加えておきたいと思いますが、来年度から関西日本サイ科学会(KPS)会長として橋本和也氏(現副会長)が登場します。橋本氏は大阪大学医学部を卒業、西洋医学の頂点で学んだだけでなく、サイ科学方面にも明るく、霊的現象による心身疾患の治療など既存の医療機関においても革新的な医療を実践することで知られています。(11/19のKPS研究集会では「憑依診療の進歩」についてご講演いただいた)。申すまでもないが、「サイ科学」の研究はもとより「サイ科学会」の運営にも大きな戦力となるのは確実と思われます。取り急ぎご報告まで。

 ところで、1983年頃から不思議に思っていたのは、PS学会関西支部(当時木村六郎副会長)での研究集会(野外研修)でたまたま撮影した「葛城(かつらぎ)山」(「高天原」の所在地がテーマだったと記憶する)写真では頂上辺りの植物相が二分されているが、その理由が、最近ようやく解決した。(どうやら金鉱の「露天掘り」の跡らしい。佐渡にも同様の事例があるそうだが金鉱と修験道、水晶や惑星軌道の関連については改めて記述したい)。地質や地下資源、古代遺跡など「未知」を探求する好奇心はいつまでも尽きることがありません。
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