PSI Vol.42, No.1 December 2020 Data 1k. pp.70-71.
僧侶における健康法 胎藏院メソッド
伏見 真光(様真言宗沙門 臨床宗教師)*

はじめに
 人生100歳時代と言われる今日ですが、健康100才の方々は、思うほど多くはありません。 病院では、血圧が高い、膝が痛い、がんで治療中とか、診察、 治療待ちの患者さんであふれているのが現状です。 しかも高齢と思われる患者さんが多く、その診察待合場所だけ見れば老人ホームなのかと 錯覚するほどの状態なのは確かです。

 しかし、今年になると新型コロナの影響なのか風景は一変しています。 これは、病院だけでなく街中の通行人、飲食店のお客、電車等利用者も然りです。  新型コロナは、日本国内だけでなく、世界の人々に健康被害を与え患者数は2000万人以上、 不幸にも亡くなった方々は、何万人もの方になるようです。

 これは、ウイルスによる新型コロナ感染となるのですが、私の立場で話をさせていただくならば、 このウイルスに負けないからだを鍛え、精神を高めることで、 見えないウイルスという敵からある程度の感染防御が 出来るのではないかと考えています。

 そこで、この機会を頂き「僧侶における健康法 胎藏院メソッド」について説明をしてまいります。

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