PSI Vol.42, No.1 December 2020 Data 1j. pp66-69.
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ウイルスに打ち勝つには免疫力を高めることが最も重要
久保田 昌治(ウォーターデザイン研究会 理学博士)*
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Abstract
我々が生きているということは免疫力があるからである。
口からも呼吸によっても好む好まざるに関わらず常に体内に菌を取り入れている。
手や足を始めとして体表面には常在菌がいて常に我々を守ってくれている
仮にウイルスに対し優れたワクチンが開発されても免疫力を高めることの重用姓は変わらない。
ところで細菌を大きく分けると有害菌、無害菌、有用菌の3種類になるが
有害菌は菌全体のどのくらいの割合になるか専門家に訊いてもはっきりした答えが返ってこない。
恐らくごくごく少ないのではないかと思われる。
しかし無害菌も我々の体力が低下すれば有害菌に変わることもあり得るのである。
消毒とは有害菌を殺菌し有用菌や無害菌は殺菌しないということであるが
実際にはそのようなことは不可能である。
殺菌すればするほど我々は菌に対する抵抗力が弱くなる。
したがってあまり熱心に消毒除菌をしない方が良いのである。
しかし新種の細菌に対しては免疫力を高め強めて対処することが必要であり重要である。
新種のウイルスに打ち勝つには現在も将来も免疫力を高めることが最も重要である。
免疫力を高める主要な方法の第1は笑い、第2は睡眠、そして第3はミネラル、
特に微量ミネラルの摂取が極めて重要と考えられる。
ここで笑いや睡眠はサイ科学の守備範囲になるがミネラルは通常の自然科学の分野である。
感染症を引き起こす代表的なものは細菌とウイルスである。
細菌もウイルスもともに微生物と言われているように極めて小さい。
人間の細胞の大きさは大体数10μmであるが微生物の大きさは人間の細胞の10分の1くらいであり
光学顕微鏡で見ることが出来る。それに対しウイルスは細菌よりさらに小さく
人間の細胞の100〜1000分の1程度の大きさであり電子顕微鏡でないと見ることは出来ない。
細菌は自ら代謝して生きているがウイルスは寄生しないと生きていけない。
ここが細菌とウイルスの根本的な違いであり生物としての基本的な条件を満たしていなく
生物とは言えない面がある。
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