PSI Vol.42, No.1 December 2020 Data 1d. pp33-36.
「心と物質」と「透視と念写」の実験
栗田 慶祐*

1)はしがき
 福来友吉先生は、いまから110年前の1910年に「念写」を発見した。 光を遮蔽した乾板上に、念じることのみによって文字や事物を写し出すと言うもので、 実験結果の結論として、念写の「念」は要求を持ったネルギーであり、 時間や空間を超えて宇宙に広く充満していると推定した。 著者らは動的に得られるオーブを変型して、念写像を造り、 これをビデオ撮影する事に成功している。 本稿では、関連した多くの実験結果を基にして、心と物質の関係を考察することにした。

2)前提条件〔仮定〕
 心は意識、変性意識状体(ASC),無意識から構成されている。 意識は知性や理性などであり、脳の新皮質がこれを分担している。 またこれを支えるものに、無意識がある。 瞑想や催眠、呼吸法などを用いて脳波を下げて(7〜8Hz)、(ASC)付近になる。 次に,(例えば)目隠しをして,強く「物を見る」ように意念(イメージ)する。 すると、無意識が体外に放出されて、意識体を形成して物を見ることになる(仮定)。

 なお、意識体には、「動的念写像実験」から得られた陰・陽サイspin対(光子) (類電子)が用いられている。 この意識体と意識とが協力して(マクロPKとして)非肉眼視覚の現象を進めている(仮定)。 この仮定を念球や念写の場合にも適用する事により、透視と念写の多くの実験結果を、 都合良く、説明する事ができると考えている。

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