PSI Vol.42, No.1 December 2020 Data 1a. pp.11-20.
CD100万枚以上セール実績のあるシンガーソングライターの出生チャートの統計的解析
瀬尾 泰範(アストロハーモニック)*

1.はじめに
 今回のチャート分析の対象は、「シンガーソングライター」の元祖ともいえる、 加山雄三氏(1960 年代から俳優としても活躍)以降の日本の歌謡曲とJ-POP界において、 CD(一部、レコード)100万枚以上セール実績のあるシンガーソングライターの出生チャートの 統計的解析を実施し、アーティストの才能について興味深い結果が得られた。

 最初の予定ではCD100万枚以上セール実績のあるシンガーソングライターは30〜40名位と予測していたのだが、 今年の2月にTBSテレビ「歌のゴールデンヒット」で紹介された、CD100万枚以上売れた曲を、 歌手が作詞あるいは作曲している、いわゆるシンガーソングライターにあたるケースは、63名に達した。

63名のチャート分析は膨大な情報量となるので、63名を
  Aグループ:20名(180万枚以上、300万枚までセール)
  Bグループ:16名(140万枚以上、180万枚未満セール)
  Cグループ:27名(100万枚以上、140万枚未満セール)
に分け、今回はAグループとBグループ合計36名の解析を実施した。
Cグループは次の機会に、また比較対象として解析をすることにした。

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