PSI Vol.40,No.1 December 2018 Data 1j. pp.87-89.
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アクアクリスタルリング(ACR)による水の改質例とその作用メカニズム
小西 昭生(科学開発研究所)、久保田 昌治(ウォーターデザイン研究会)*
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Abstract
はじめに
薬品を使用しない水処理方式は、環境負荷軽減を目的として各種の手法が開発されてきている。アクアクリスタルリング(以下「ACR」と略記)は、その内の一つに分類される。硬質ポリエチレンの容器に、超純水に近い水を封入した「水処理触媒」と位置付けられる。ACRは処理対象となる水に浸漬して使用することを特徴とする。
ACRを冷却塔などの冷却水系統に設置すると、スケールが溶解し熱交換効率が改善されることが確認されている。⇒溶解性が現れる
また、飲料水系統に赤水が発生する高年式建築物においては、赤水抑制効果も確認されている。水よりもお湯において効果が早く現れる。⇒還元性が現れる
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