PSI Vol.35,No.1 December 2013 Data1l.pp.89-96
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「植物がもたらす恩恵 〜雑穀と野菜を食して心・身体・魂ヨロコブ〜」
田戸 純子(ワンネスフード協会/タド・ジュンコ健康料理スクール)*
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はじめに
19世紀の初めまで世界の医療には大きく分けて5つの手法が存在していました。それは、ナチュロオパシー(自然療法)、オステオパシー(整体療法)、サイコセラピー(心理療法)、ホメオパシー(同種療法)、アロパシー(薬物療法)といわれています。現代の日本では、医療といえばアロパシーのことを指しますが、かつてはほかの4つも身近な存在だったようです。体調不良のたびに「どこで治してもらえるか?」と症状ごとの依存先を探すよりも、体の声を聴く療法や健康法を取り入れ、生活自体も見直すような「自分が主治医」的な態度こそ、本来でしょう。
「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ!」 医聖 ヒポクラテス
この言葉は、どれほどにか心強いものです。
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