PSI Vol.18, No1 July 1996 Lecture 1. pp.4-5.
日本サイ科学会創立20周年記念講演会
講演1 午前10時〜午前11時

サイ科学の歩み ーESPからスーパーサイバネティックスまでー
関 英男  日本サイ科学会会長
 わが日本サイ科学会は1976年6月26日芝公園の機械振興会館大ホールにおいて創立総会を開きましたので、今年ちょうど20年になります。内輪の者の一人として、素晴らしい講師の方々の前座を務めさせて頂きます。
 スタートした時は日本PS学会と称しておりましたが、本誌の表紙に表示した各種の超常現象をどう説明したらよいか、全く見当がつきませんでした。しかし、多くの会員の御貢献と内外の参考文献を頼りにして次第に輪郭が見えてきました。とくに物故された下記の方々の業績は高く評価されるべきでありますので、五十音順(敬称略)に御紹介します。
 在籐 泰秀(1992年御他界、以下数字だけに止める)は霊界センサーを開発し、136星座を発見されました。
 石井 普雄(1993)は教団を設立し、ESP研究所を設立されました。
 内田 秀雄(1995)は世界的に見ても優秀なオーラメーターを発明されました。
 岡田 幸雄(1993)は学会設立の端緒となった研究会を設立、啓蒙活動をされました。
 大橋 正雄(1992)は物質波を発生し、波動を水に封じ込め、多くの難病者を救われました。
 木村 六郎(1992)は鏑井寺の中村和尚を招き、関西方面の会員増強に貢献されました。
 黒井 基仁(1989)は啓蒙書の執筆、大ピラミッドの建築等で活躍されました。
 坂元 邁 (1984)はマイナス科学の提唱等で実業社会の人々を啓蒙されました。
 丸亀 秀夫(1983)は御自身も被爆され、1年の余命なのに想念療法で40年近く生き自他共存の実をあげました。
 三倉 弌郎(1994)は太陽光による地震予知の独特の方法を開発されました。
 宮内 力 (1996)は理論物理学による念写の研究を大成されました。
 森 東一郎(1988)はUFOに関しての体験を基礎に単行本を著されました。
 山田美登利(1995)はフーチパターンによる霊査と除霊の能力を磨き、多くの人々を救済されました。
 湯原 仁夫(1990)は電波研究所所長を退任後、科学者の啓蒙に努力されました。
 ここに謹んでこれらの方々に感謝し、御冥福をお祈りする次第であります。
 なお、会員外の先輩よりは数々の御教示を受けましたことは数え切れませんが、一二をあげますと福来友吉(1952)の念写発見、松波俊雄(1989)の国際的および国内政治的御貢献、小田秀人(1989)の心霊科学開拓および、後藤以紀(1992)の月の裏側の念写鑑定等が著しいでありましょう。
 サイ科学の関係で海外旅行の経験をいくつか御報告します。まず、1957年2月18日、近代パラサイコロジーの父Dr.J.B.RhineをDuke大学の研究所で訪問しました。その時、スウェーデンからの研究生Haakon Forwaldが1949-1969年までかかってPKの実験をし、それが中性子の影響によることを発見した直後であることを知りました。
 1984年5月24日には大脳生理学で有名なDr.Shafica Karagullaに面会し、2時間も話しをきき、太陽から光や熱が放射してるわけでなく、強力な宇宙エネルギーが地球の近傍にきてから光や熱になることを知りました。能力のある人なら即座に分かるのに、12年後の今日、未だ理解できないとは驚きです。
 1984年7月5日メキシコのチャバラ湖の岸に宇宙人の家らしいものを発見し、サイジャーナルに「宇宙人の家を発見か?」という見出しで写真入りの報告をしました。後になって、プレアデスより飛来したHazoxという人の住家と知りました。1986年6月22日にはOstrander およびSchroederの両女史を招き、本会創立10周年記念講演をしました。
 1987年2月26日にブラジリアの大学図書館で多数のUFO図書を発見し、飛行機でアマゾン上空から、UFOの基地のあたりを視察しました。
 1987年5月3日より7日まで、アリゾナ州のセドナに滞在し、右回り、左回りの宇宙エネルギーの渦を肌で感じました。
 1990年4月25日カナダ国トロント市のサットン・パレス・ホテルでオスカー・マゴッチと面談し、かれの4冊の著書を邦訳する許可を得、石井弘幸さんの御援助で「深宇宙探訪記」(上)(中)(下)を出版しました。
 1992年4月16日に米国アイオワ州Fairfieldにあるマハリシ国際大学を訪問し、3000人の学生が集団瞑想できる二つのドームを見学しました。同年7月14日にはオランダのフロドロップという村にあるベーダ大学でマハリシ・マヘシュと面会しました。1年に1回開催されるグルプルニマ祭の一部時間を割いて、小生も講演しました。
 1994年1月13日にはインドのプッタパルティで、サイババを観察しました。
 その後で、最近に演者の研究したスーパー・サイバネティックスの大要を話しましたが、本誌に論文を掲載しましたので、ここでは省略します。ただ、結論として一言付け加えましたことは、わが日本サイ科学会が20年も前に創立された意味は何であったのか、ということです。もちろん、定款に本会の目的も書いてありますが、真剣に考えてみますと、21世紀に移行する今回の自然災害と天譴を目のあたりにして、それは意識改革の準備が最大の目的ではなかったか、と痛感する次第であります。

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