PSI Vol.3, No 3 March 1979 pp23-25.
サイ科学的健康法万病を治す腕振り運動
中国の秘法「達磨易筋経」の紹介
堀越清(KDD)訳 Introduction of the Secret Chinese method "Daruma-Ekikinkyo"

腕を前後に振って万病を治す

§ 1. 腕振り療法の行い方
腕振り療法は香港から伝来したもので、心臓病に対しても非常に効果があるが、 継続してやり抜くことが大事である。この療法には充分合理的根拠がある。手を振るときは 、身体を直立させ,足はしっかりと大地をつかまえていなければならない。足と足の間隔は肩の幅とし、両臂は 一緒に前または後に振り、後に振るときは少し力を入れ、前に振るときは力を入れず、反動で戻ってくるようにし、両臂は真直ぐに伸ばし、曲げるのはよくない。目は真直ぐ前方を見、心に邪念を懐かず、黙って数を数え、はじめは、2、300回振り、徐々に増やし14回から24回余り・30分行う。(または「南無阿弥陀仏」の六字を心に念じるのも心を静かにするのに効果がある。)
§ 2. 腕振り療法の大要
ある運動で,最近この鍛練に参加する人はますます増加し、沢山の不治の症状がすべて治り、その効果は人を驚ろかせ信じ難いものがあった。腕振りは会得し易く効果は早く、あらゆる慢性の病気は殆んど治る。如何なる病気も、固定したまま変らないものでは決してない。ポイントは永く続けることにある。

 この原文は本会会員蔵広恩先生が2年前に台湾より、お土産として持参されたものをKDD古橋常務のご好意により表記の堀越さんに委嘱して邦訳されたものである。伝えられる所によると、この文書は馬王堆の遺体とともに発見されたという。それだと2000年以上の古文になるが,一方達磨大師が普及したとなると約1400年前となる。いずれにしても古いもので、香港を経由して台湾に伝えられた。原文にはなるべく広く発表されることを希望する旨そえてあったが、今回上記の方々の御好意により本紙に掲載させていただくことにした。サイ科学的健康法としてこれほど簡単な方法はなく、これほど効果のある方法も少いと思う。現に80才以上の方にこの方法をお奨めし、その方は忠実に実行された結果、病院通いであきらめていた緑内在と高血圧が全癒した。そこでは何かサイ科学かと反間されると、それは気あるいはプラナの作用としか、今の所答えられないが、完全な科学的説明の方が実際より複雑・困難であろう。 (関記)

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